エモンズ沈没船ダイビングにはテクニカルダイビングが必要?

沖縄最大級の沈没船、エモンズ沈没船。戦争遺跡やレックダイビングに興味のある方は、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。エモンズ沈没船は非常に魅力的なダイビングスポットですが、最上級のスキルが必要なスポットであるとも言われます。

場所によっては、テクニカルダイビングのライセンスが必要になるところもあるのです。今回は、エモンズ沈没船を最大限探索したい方向けに、テクニカルダイビングと、ライセンス取得におすすめのワールドダイビングについて紹介していきます。

エモンズ(USS Emmons)ダイビング・沖縄最大の沈没船

エモンズ沈没船は最上級レベルのダイビングスポット

エモンズ沈没船(USS Emmons)は、第二次世界大戦時の米軍の駆逐艦です。日本の特攻機の攻撃により修復不能となり、秘密漏洩を防ぐため米軍自らの手で沈められました。特攻機の攻撃や時間経過による損傷はありますが、当時の状況を知るための貴重な遺跡となっています。

沖縄最大級の沈没船として、ダイビングスポットとしても有名ですが、水深40m前後で周囲の潮の流れも速いため、非常に難易度の高い上級者向けのスポットです。

エモンズ沈没船に行くために必要なライセンス

最上級のスキルが必要なエモンズ沈没船。ダイビングライセンス(Cカード)としては、最低でもアドバンスウォーターと、水深40mまでのダイビングが可能になるディープダイビングのスペシャリティが必要です。

さらにこれらのライセンスに加え、60本ほどのダイビング経験本数があることや、チェックダイビングを求めるダイビングショップがほとんどです。エモンズは上級者でも初日のダイビングや、体調が万全ではない時は推奨されません。それほど、注意や準備が必要なスポットなのです。

最大限楽しむにはテクニカルダイビングが必要

エモンズ沈没船の見どころの中には、水深40m以上に沈んでいるものもあります。ディープダイビングのスペシャリティの最大水深は40m。また、船内も通常のライセンスでは破損箇所から内部を覗ける程度で、奥まで入っていくことはできません。

水深40mを超える場所や船内に行くためには、テクニカルダイビングのライセンスが必要です。

テクニカルダイビングとは

テクニカルダイビングとは、レクリエーションダイビングの範囲を超えたダイビングスタイルのことです。日本ではライセンスを取得可能なショップや情報が少ないため、専門的・危険という誤解があります。しかし、テクニカルダイビングはプロではなく一般人が、安全にダイビングを楽しめるスタイルです。

例えば、一般的なダイビングライセンスの「オープンウォーター」の「オープン」とは、「頭上がひらけている」という意味です。これらのライセンスでは、頭上が覆われている洞窟や沈没船内部でのダイビングに制限があるのです。また、混合ガスや減圧によって水深40m以上のダイビングも可能になります。

テクニカルダイビングを取得すると行けるスポット

エモンズ沈没船には、テクニカルダイビングを取得しなければ行けない魅力的なスポットが多くあります。例えば、船内に入ると当時のアメリカ海軍の船内での生活や活動が伺える、キッチンや食器、トイレ、司令官室などを見ることができます。

また、船の一部や周囲の砂地に落ちている魚雷や掃海具などは水深40m以上になります。

テクニカルダイビングならワールドダイビング

ワールドダイビングは、日本ではまだ数少ない、テクニカルダイビングを実施しているダイビングショップです。テクニカルダイバー向けのサイドマウントのシリンダー、アイソレーションのダブルタンク、減圧シリンダー、ナイトロックス、ベストミックスガス、酸素なども用意・販売していて、テクニカルダイビングのための環境が整っています。

また、エモンズ沈没船ダイビングに必要なコースのインストラクター資格をもつインストラクターの紹介も行っています。

ワールドダイビングとは

ワールドダイビングとは、リゾート地としても有名な沖縄恩納村にあるダイビングショップです。恩納村だけでなく、エモンズを含む沖縄本島の様々なダイビングスポットでファンダイビングを開催しています。

ご夫婦が経営されるショップで、ファンダイビングやライセンス取得コースは完全少人数制のプライベートスタイル。難易度の高いダイビングでも、丁寧に指導・サポートしてもらえるので安心です。

ワールドダイビングはエモンズに行くのにおすすめ

ワールドダイビングのエモンズ沈没船ファンダイビングでは、ダイビング本数60ダイブ以上に加え、チェックダイビングが必要になります。しかし、実力の確認できるリピーターなら、経験本数が60本以下でも案内してもらえることがあります。

エモンズ沈没船ダイビングが目標で、今からテクニカルダイビングのライセンス取得を目指す方や、ダイビングの経験を積みたい方は、ワールドダイビングで準備してみてはいかがでしょうか。